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「掛軸 児玉希望」
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掛軸 児玉希望

霽月斎栄節

児玉希望(こだま きぼう)は明治から戦後にかけて活躍した日本画家です。児玉は全盛期の繊細な写実画、晩年の完成度の高い抽象画など、水墨画の老練家として一般的に知られていますが、実際には院体画、文人画、歴史画などさまざまな画題を扱う幅の広い画家でした。幼い頃から日本画に親しみ、若干13歳で静謐な武士図を描いた児玉の才能は明らかですが、その代名詞とも言える写実的な水墨画は試行錯誤の末に生まれたものです。日本画家としての地位を確立した児玉は色彩の印象のみに頼った絵に段々と疑問を感じ初め、これまであまり描くことのなかったさまざまな画題に挑戦し、果てには洋画の勉強も始めます。ヨーロッパ風の構図と柔らかな色使いが融合した『枯野』、繊細かつ写実的でありながら今なお現代的な雰囲気を感じる『浮御堂』を初め、次々と斬新な作品を発表し続けます。 作品の完成度はもちろんのこと、自分の才能や画風のみに頼らず、常に絵のあり方を追求し続けた児玉の芸術家としての態度は当時の日本画家に多大な影響を与えました。 また、児玉の残した日本画んぼ多くは現在でも掛け軸の形で残っており、好事家の間でもてはやされているだけでなく、旅館、茶室などでも非常に珍重されています。掛け軸は日本画を表装した室内装飾です。単に日本画を裂(きれ)の枠に押し込めただけのものではなく、座って見上げたときに最も美しく見えるように計算されており、緻密に計算された寸法を基に作られています。洋画においては、絵を収める額縁は絵の迫力に負けじと壮麗できらびやかな装飾が施されていますが、掛け軸はそれとは対照的に質素なしつらいで、あくまでも絵を美しく見せるための引き立て役として発達してきました。簡素な掛け軸は主に茶の間で重宝され、その時代ごとの高名な日本画家の作品が数多く残されています。児玉希望が活躍した明治から昭和の時代は日本画の全盛期と言われ、掛け軸の需要も勢いづいていました。児玉希望の掛軸を買取致します。

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